計測器から取り込んだ値に対して合否を出す場合、トリガに公差範囲を判定する条件を設定することが可能です。
本記事では
トリガに公差範囲を指定した条件を設定することで、測定値の合否を判定することができます。
本記事では計測器から取り込んだ値に対し、公差範囲内であれば合格、公差範囲外であれば不合格のメッセージを変数に表示させるトリガを例に、トリガの設定方法をご紹介します。
設定方法
- App Editorの画面右側ステップタブにある機械・装置のトリガ横の「+」をクリックする
- When部分に該当するデバイスを選択する
※今回はBluetoothのノギスを使用しているため、バーコードスキャナを選択しています。 - 新規アクションを追加より、取り込んだ値を数値に変換して変数に保存するアクションを追加する
※Bluetoothで取り込んだ値はテキストのため、数値に変換します。 - 別途トリガを作成し、When部分に該当するデバイスを選択する
- 新規条件を追加するより、公差範囲を指定する条件を追加する
※今回は固定値で公差範囲をトリガに直接入力していますが、テーブルレコードや変数を選択することも可能です。 - 新規アクションを追加より、変数に「合格」を表示させるトリガを追加する
- If/Then分を追加をクリックし、新規アクションを追加より公差範囲外の場合のアクションを設定して保存する
- ツールバーよりステップ内に変数を2個挿入し、データソースに変数「測定値(数値)」と「合否」をそれぞれ割り当てる
- 画面右上の「テスト」より開発者モードを開き、問題なく動作するかを確認する
※Bluetoothは、Bluetooth SIG, Inc.の商標または登録商標です。