「実践トレーニング⑧ レコードのロード、作成、更新」について、手順を解説します。
この章のポイント:
- レコードプレースホルダの使用方法
- レコードのロード、作成、更新、削除のトリガ設定
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手順
実践トレーニング⑥で作成したインタラクティブテーブルにレコードプレースホルダを紐づけることで、レコードを1行選択した際にテーブルレコードの内容をレコードプレースホルダにロードできるようにします。
- インタラクティブテーブルを選択し、画面右のウィジェットタブより、リンクするレコードプレースホルダに「現在の在庫管理レコード」を選択する
さらにインタラクティブテーブルにトリガを追加し、ロードしたレコードの内容が変数に保存されるように設定します。
- 画面右ウィジェットタブのトリガ横「+」をクリックし、トリガの設定画面を開く
- 下記の通りトリガ名と新規アクションを追加し保存する
削除、追加、移動ボタンにテーブルレコードのロード・更新・作成を行うトリガを設定します。
既にあるレコードを編集する場合はテーブルレコードのロード、新しくレコードを作成する場合は、テーブルレコードの作成を行う必要があります。
※レコードプレースホルダを設定したインタラクティブテーブルで選択したレコードに対して更新を行う場合は、1行選択した時点でレコードプレースホルダにレコードがロードされているため、別途レコードをロードするトリガを設定する必要はありません。
削除ボタン
- 削除ボタンを選択して画面右のウィジェットタブにあるトリガ横の「+」をクリックし、トリガの設定画面を開く
- 下記の通りトリガ名・条件を設定する
※本来であれば既にあるレコードの更新や値を使用する場合はレコードのロードが必要ですが、今回はインタラクティブテーブルにレコードプレースホルダを設定しており、1行選択した時点でレコードがロードされるため、レコードをロードするアクションは不要です。 - 下記の通りアクションを設定し、保存する
追加ボタン
- 追加ボタンを選択して画面右のウィジェットタブにあるトリガ横の「+」をクリックし、トリガの設定画面を開く
- 下記の通りトリガ名・条件設定する
- 下記の通りアクションを設定し、保存する
※既にレコードがあればそのレコードを更新、なければ新規でレコードを作成したい場合は「レコードの作成またはロード」を使います。
※レコードのIDが複数の変数や文字列等から構成されている場合は、「式」を選択してリストから変数等を選択し文字列はクオテーションで囲って表現することが可能です。
(今回の場合:変数.アイテム+'_'+変数.場所)
移動ボタン
- 移動ボタンを選択して画面右のウィジェットタブにあるトリガ横の「+」をクリックし、トリガの設定画面を開く
- 下記の通りトリガ名・条件・アクションを設定し、移動元のレコードから移動する数量を減らすトリガを作成する
- 再度画面右のウィジェットタブにあるトリガ横の「+」をクリックし、トリガの設定画面を開く
- 下記の通りトリガ名・条件・アクションを設定し、移動先のレコードを更新または新規作成するトリガを作成する
※レコードのIDが複数の変数や文字列等から構成されている場合は、「式」を選択してリストから変数等を選択し文字列はクオテーションで囲って表現することが可能です。
(今回の場合:変数.アイテム+'_'+変数.移動先)
開発者モードでの動作確認
最後に開発者モードで、削除・追加・移動ボタンのトリガが問題なく動作するかを確認します。
※開発者モードでテーブルレコードの内容変更や作成が行えますが、画面上のみで実際には書き換わりません。
- 画面右上のテストをクリックし、開発者モードを立ち上げる
- アプリを開始し、削除・追加・移動ボタンのトリガが問題なく動作するかを確認する
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