TulipのEdge IOには、デフォルトでNode-REDが組み込まれています。Node-REDは、もともとIBMによって開発されていた、フローベースのローコード開発ツールです。接続機器のデータの形式が特殊な場合など、通常のTulipの接続では対応が難しい場合でも、Node-REDを使用して対応できます。
Node-RED公式ページ:https://nodered.org/
Node-REDをEdge IOで使用する場合、いくつかのインターフェースが影響を受けるので注意してください。特に現在シリアル接続を利用している場合は再設定が必要です。
- シリアル
Generic Serialのドライバーが使えなくなりますので、シリアルはNode-RED経由で設定する必要があります。Node-RED側で設定して、情報をTulipへ送付してください。 - GPIO
Node-REDを使用していている場合、GPIOの情報はEdge IO経由のTulipと、Node-REDの両方に送付されますので注意してください。
Node-REDの起動を確認する
- http://[Edge IOのIPアドレス]/ にアクセスします。
- Edge IOにログインします。
- Edge IOのダッシュボードにて、Node-REDが「Service Enabled」になっている事を確認してください。もし、ボタンが左側、グレーになっている場合は、ボタンをクリックして有効にしてください。有効にする場合、Node-REDが起動して使用可能になるまでしばらく時間がかかります。
- 「Node-RED Editor」をクリックします。
- Node-REDのログイン画面にて、ユーザ名にadmin、パスワードにはEdge IOのパスワードを入れます。
- Node-REDの画面が表示されます。Edge IOには、Tulipのノード、シリアルのノード、OPC UAのノードなどがデフォルトで追加されています。通常通り「パレットの管理」からノードを追加する事もできます。
※Node-REDはOpenJS Foundationの商標または登録商標です。