TULIPでは、アプリごとに変数をもっていますので、変数を複数のアプリで使いまわすことはできません。一方で、あるアプリから他のアプリへ移動する場合など、変数を次のアプリでも使用する場合や、前のアプリの情報をもとに次のアプリの動作を変えたい場合などがあると思います。
その場合は、アプリ上の変数をテーブルに保存して、次のアプリで使用する、といった方法があります。特に一時的に保存したい場合、ステーションをIDにしたテーブルを利用する方法があります。
- IDをステーションとしてテーブルを作成します。保存したい変数を保存するための項目をテーブル上に作成します。
- 前のアプリ(持ち越したい変数を使っているアプリ)上で、持ち越したい変数を保存する際に、以下の動作を設定します。これでステーションをIDとするテーブルがロードされます。
「テーブルレコード>レコードを作成またはロード>アプリ情報>ステーション名>(保存するステーションのテーブル)」 - 前のアプリ上で、以下の動作を設定し、ステーションのテーブル上にデータを保存します。
「データ操作>保存>変数>(ほしい変数)>テーブルレコード>(保存するステーションのテーブル)>(ステーションのテーブル内の保存場所)」 - 次のアプリ(変数を持ち越したい先のアプリ)上で、同じテーブルのレコードをレコードプレースホルダにロードします。ステーション名はアプリが変わっても共通であり、かつTulip Playerが異なれば必ず異なるものになる点を利用しています。
「テーブルレコード>レコードをロード>アプリ情報>ステーション名>(保存したステーションのテーブル」
上記でロードが完了したので、変数の持ち込みができました。あとはテーブルのレコードを直接使って使用するか、もしくはデータを変数に格納して使用することができます。