テーブルのIDはレコードをロードする際のキーとなり、重複しないユニークな文字列にする必要があります。重複があると、IDを指定した際にどのレコードをロードすれば良いか判別がつかないためです。
本記事ではテーブルIDの付け方についてご紹介します。
キーとなりうる項目を探す
テーブルに保存するデータのうち、キーになりうる(ユニーク性が担保される)項目がある場合は、それをIDにします。
キーとなりうる項目がない場合
キーとなりうる項目がない場合は、ユニークな文字列となるよう複数の項目をアンダーバー ”_” で連結させてIDとすると便利です。IDを1から順に連番で採番しても良いのでは?と思われるかもしれませんが、番号だと新規レコードを作成するために別途整数タイプのフィールドを用意して、クエリ・集計で既存レコードのIDのうち最大値を取得し、それに+1した値をテキストタイプに変換するといったような手間が発生します。テーブルに保存するフィールドの情報を組み合わせると、式で情報を繋げるだけで簡単にIDを作成できます。ただし検査項目等、フィールド情報を繋げたとしてもユニーク性を担保するのが難しい場合は最後に連番を付与する等の工夫が必要になります。
テーブルIDの例
登録するデータに応じたテーブルIDの一例をご紹介します。
- 不具合レポート
不具合発生日時_部番/型番/ロットNo等
例)202505011400_Part0001 - 点検レポート
点検日時_設備名/機器名
例)202505010900_Machine0001 - 作業記録
オーダーNo_ロットNo
例)Order20250501_LOT250501 - 点検やチェック項目一覧
設備名/製品名_連番
例)Machine0001_1 - 検査表の検査項目
図番_工程番号_連番
例)AAA-01_K01_1