テーブルに保存されている画像を画像入力ウィジェットに割り当てられた変数やテーブルレコードに保存する際、画像入力ウィジェットの画面が真っ黒になり画像が表示されません。
本記事ではその理由と対処案についてご紹介します。
画像が表示されない理由
Tulipのテーブルに画像を保存する場合、画像自体はテーブルではなく画像用の保存領域に保存され、テーブルにはその保存先のURLが登録されます。画像保存先のURLにアクセスするためには署名が必要になりますが、画像登録後しばらくするとその署名の有効期限が切れてしまいます。変数ウィジェットやテーブルレコードウィジェットではその署名付きURLを再取得する処理を行っているためアプリ上で画像を表示することができますが、画像入力ウィジェットでは署名付きURLの再取得を行っていないため、画像が表示されず画面が真っ黒の状態になります。
対処案
画像入力ウィジェットの上に埋め込みの画像ウィジェットを配置することで、画像入力ウィジェット上に画像が表示されているように見せることができます。
・注意点
画像ウィジェットでは画像自体のアスペクト比ではなくウィジェットのアスペクト比で拡大されます。
・設定方法
- ツールバーの埋め込みより画像ウィジェットを挿入する
- 画像入力ウィジェットの黒く表示されている部分に重なるよう配置する
- 画像ウィジェットのデータソースに画像入力ウィジェットと同じデータソースを割り当てる
- 開発者モードで動きを確認する